史上最強の裏切り その1

人を信用できなくなるような…しかしそれでいて驚くほどにまぬけな”裏切り”を僕は喰らったことがある。

 

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僕にはI川という幼馴染が居た。彼との出会いは小学校低学年の時だ。キッカケはかれが『クラスでも数少ないコミックボンボン読者』であったことである。ポケモンの大ブームが巻き起こっていた当時はコロコロコミック勢の天下でありボンボン勢はもはや”異端”扱い、魔女狩りでもされるんじゃないか?と思うほどであった。そんなボンボン勢極寒の時代に出会ったI川は僕にとって最高の友人になった。趣味が合うということほど楽しいことはこの世には無い。僕は彼と毎日のようにメダロットをプレイし、日々発売されるガンプラの話に花を咲かせ、ややエロいボンボンの掲載雑誌の話でいろいろと盛り上がった。

また、I川は明るかった。そりゃもう死ぬほどやかましいほどに。そして小学校というコミュニティに於いてそういう奴ってのはえてして人気者である。I川も多くの例に漏れず、男子女子問わずの大人気を誇っていた。

一方の僕は対照的。あまり言いたかないのがかなりの小悪党。s田とm島という子分を引っ提げて散々悪事を働いていた。(軽い)暴力は勿論、学校の備品も何度も破壊した。だからなのだろう。まるで+と-のような対局な存在である僕たちは磁石のようにひかれあった。まるで兄弟だ。つるみ初めて1週間後には周囲からそんな言葉が聞こえてくるようになった。

 

つづく・・・か?